はねけんのパッシブデザイン

夏のデザイン

夏のデザイン

<目標>

いちばん暑い日のいちばん暑くなる時間(夕方4時~5時)でも、半袖・短パンに扇風機をかけて過ごせるようにすること。具体的には32℃程度の室温に抑えること。

デザインの具体(1)
日射を遮り、竹小舞ネットに熱を吸収させる

南西の窓はしっかり軒を出す

南西の窓にはスダレもしくはルーバー雨戸を設ける

竹小舞ネットに入ってくる日射熱を吸収させる

朝 6:00

正午頃

夕方 4:30頃

一般的な住宅

29℃

33.7℃

35.7℃

HANE-ken standard

29℃

31.3℃

32.3℃

※上記の条件でシミュレーションをした結果

デザインの具体(2)
外気温が下がってきた時に十分に風を通して熱を出す

間仕切りの少ない開放的なプランにして風を通す

2階に高窓を設けて吹き抜けを介して1階→2階に風を通す

冬のデザイン

冬のデザイン

<目標>

いちばん寒くなる朝(6:00頃)でもパジャマにフリースを羽織る程度で十分快適に過ごせるようにする。具体的には室温を15℃程度を下回らないようにする。

デザインの具体(1)
断熱・週熱・蓄熱のバランスを考える

蓄熱容量の大きい家は断熱性能を極端に上げなくても高い保温性能を発揮します

蓄熱容量の小さい家は断熱性・気密性を上げることによって熱を逃がしにくくすることができます

羽根建壁は竹下地に約3㎝の土を塗った壁で高い蓄熱性能を有しています

※熱損失係数Q値とは?

建物の保温性能を示す数値でこれが小さくなる程、保温性が高いことを示しています。
現在の省エネルギー基準(次世代省エネルギー基準)において大阪でのQ値の基準(上限)は2.7w/㎡K

夏にも効果を生む「竹小舞ネット」の仕様をおススメします。

デザインの具体(2)
空気集熱式ソーラーシステムを導入する

軒先から新鮮空気を取り入れ、屋根の下で温めて床下に送り込みます

基礎のコンクリートに熱を蓄え夜に放熱させ、冷え込みを和らげます

PM 11:00の室温

熱損失係数Q値

AM 6:00の室温

羽根建の家

HANE-kenstandard

20℃

2.7

14.8℃

ソーラー・蓄熱なし

20℃

1.9

14.8℃

一般の家

一般的な住宅

20℃

2.7

11.8℃

⇒ソーラの蓄熱と羽根建壁によって室温が3℃上昇します。
⇒夏には屋根の温度上昇を防ぎ涼しくする効果もあります。

ZEH

ZEHとは、「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略で、外皮の断熱性能等を向上させるとともに、高効率なシステムの導入により省エネルギーを実現させた住宅で、再生可能エネルギーを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロとすることを目指しています。

〇羽根建築工房での取り組み
 ・自然のエネルギーを享受しながら、自然界へ与える負荷は出来る限り抑えたいと考えています。
 ・基本仕様書を作成し、設計、発注、施工の効率化を図ります。
 ・高効率熱源、高効率エアコン、LED照明、太陽光パネルの導入でエネルギー使用量をゼロに近づけます。

〇普及実績と普及目標
ZEH普及実績
 2020年度 0%
 2021年度 0%
 2022年度 0%
 2023年度 0%
ZEH普及目標
 2025年度 50%

〇周知・普及に 向けた具体策
ホームページへの提示、ニュースレターや見学会での告知など、ZEH基準の家作りを知っていただけるよう 周知・普及を行う。ZEHの考え方や省エネについての知識、工事の技術など共有し、社員育成を行っていく。

〇 ZEHのコストダウンに 向けた具体策
敷地や周囲の環境を注意深く調べ、自然のエネルギーを効率よく取り入れたり、遮蔽したり、設計の段階からパッシブデザインと住まいの快適性を考える。効率の良い設備計画として、住宅のコストダウンにつなげる。 住まい手と「暮らしの省エネに対する工夫」を共有して、設備に頼らず快適に暮らす実践を行う。

〇その他の取り組みなど
自然で安全なエネルギーを積極的に利用する家づくりをめざします。 地球と共存できる生き物としての人間、他の動植物や自然環境へ思いをはせながら人間らしく暮らせる住宅を造っていきます。 住宅を造るときも出来るだけエネルギーの少ない方法が良いと考えます。