施工事例

2025.06.28自社設計の/新築施工事例

実家の隣に一人で住む家

実家の隣に一人で住む

親が実家の隣の土地を買って家を建て、そのまま残されていた実家を建て替えて住むことになりました。電気は親世帯と共用し太陽光で発電した電気を親の家でも利用できるようにしました。昼間、家主は仕事に出ていないが、親は家で過ごすことが多いので、発電の恩恵を受けることができる。2軒ともエコキュートで昼間の発電した電気でお湯を沸かして利用している。

 



南入りの敷地で高台になっており、平屋でも日あたり良好。切妻屋根の南面いっぱいに太陽光発電のパネルを乗せ、深い軒の一部に玄関を突き出しました。アプローチはこの敷地にあった庭石を活用して土留めを行い、延べ石で緩やかに曲がった階段をつくりました。

 



矩形の建物から、玄関だけが斜めに飛び出ています。軒のラインを崩さずに最小限の玄関を設けました。玄関がアプローチの方を向き、格子の建具から内部の明かりが漏れて、延べ石を上がってくる人を迎えます。

 


南からの日差しがたっぷりと入る、ゆったりとした居間。無垢の木の床、小屋組み現しの天井。壁は柱を見せず、しっかり断熱。すっきりとしたシンプルな内装。

 



 「バーカウンターのような」というご要望。モルテックスという左官塗りのカウンターに座の高い椅子に座っていただきます。

 



 システムキッチンですが、扉の色とモルテックスの色の調和を考慮しました。モルテックスのカウンターの下に家電やごみ箱を入れてスッキリと見えるようにしました。

 



 手刻みで加工して化粧で見せるところはカンナで仕上げています。壁や小屋組みには貫をいれて、倒壊を防ぐ配慮をしています。強く美しく合理的は木組みこそ、羽根建築工房の



和室「写真:ViBRA photo 浅田美浩」

お仏壇があるのと子供世帯が泊まりに来た時に使えるようにと和室を設けました。その横にはお風呂洗面があります。廊下を介さず、LDKから洗面所に入ることでヒートショックを避けることができます。

写真:浅田美浩氏