京都の白川沿い、春には満開の桜並木が見渡され、夏には南に「大」の字。 北に「法」の字の山焼きが見える。京都らしい家にしたいと平入りの下屋を設け、大屋根はむくらせて比叡山の山並みとの調和を考えました。内部には、杉の磨き丸太を随所に使用し数寄屋風のしつらえにしています。風通しをよくすることと、四方の景観を取り入れることに気を配りながら窓の位置を決定しました。冬には屋根面で温まった空気を床下に流す、空気集熱式の床暖房を設置し手動切替で2階と1階に空気の流れを換えることができるように工夫しています。
2007.04.01新築の施工事例